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演劇を知れば犯罪が減る?

「コミュニケーション」という言葉に溢れている……。

コミュニケーションとは、意思・思想の伝達という意味。コミュニケーションは人間社会において必須条件であり、これを失っては、多くの問題が発生することになる。たとえば、近年続発する殺人事件の多くが、それだ。

そして今、慢性的なコミュニケーション不足の社会状況を受けて、現在、自分と他者のつながりを考える教育が再び重要視され始めている。その方法として注目を集めているのが、演劇だ。

演劇は、役として自分だけでなく他者にもなる。犬にもなれば猫にもなる。そうすることで他者の痛みや感情を理解することができる。いわゆる、感情移入だ。他の芸術ジャンルや学問では得られない他者への深い理解と共感。そして、多様な価値観を生み出すことのできる演劇は、コミュニケーションを学ぶ手段として最適といえる。

例えば、横浜ボートシアターでは、自分を積極的に表現する手段として、仮面劇を用いてのワークショップを開いている。仮面をつけることで、自分を自由に表現することができるようになるというわけだ。

こういったことは、様々な分野で活用することができる。例えば、営業の研修としてのロールプレイや企業ガイダンス、新人教育。対人能力は何処にあっても必要とされているものだろう。その能力が不足している今こそ、演劇の力を発揮するときではないだろうか。



2001/7/2