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今月のテーマ
    劇場運営は誰がやるべき?


「演劇タイムズ」はそれぞれのメルマガスタンドから、演劇ファン、劇団関係者、フリーの俳優、プロデューサー、公共ホールの事業担当者、演劇鑑賞団体の方々など、800名以上の方々にご愛読いただいております。

皆さんと一緒に、一つのテーマについて、それぞれの立場から自由なご意見をいただくこのコーナー。今回のテーマは「劇場運営は誰がやるべき?」です。
さてさて、どんなご意見が届いているのでしょうか?

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これまで、公共ホールは地方自治体や文化振興財団などによって運営されていましたが、最近では「指定管理者制度」という制度によって、民間の企業やNPOなどでも運営できるようになり、劇場をとりまく状況も大きく変わり始めています。

そこで、「劇場運営は誰がやるべき?」というテーマ!
今回は賛否両論のご意見を頂きましたよ。

まずは、当事者である匿名希望(公共ホール職員)さんからの、こんなご意見です。

今まではコンサートなどを中心に事業を行なってきましたけど、知名度のある人を呼んでも集客できなかったり、観客の年齢層が高かったり、ホールに来てくれる人が決まってしまったり、問題は山積みです。それに加えて、年々厳しい予算削減。正直いうと、いやになってしまうことばかりです。

上司は、お金が無いからやめようとか、利益が出ないからやめようというけど、いったい何が地域の人たちのためになるのかを考えて、公共の立場としての運営ができなければ、私たちが運営している価値がないし、公共ホールは本来そうあるべきなのではないかと強く感じています。そういう公共の視点を、民間の企業がもてるのかどうかですね。一歩間違えれば、普通の民間ホールと変わらなくなってしまうのでは?

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一方、こういったご意見も飛び出しました。
ぴちょん(演劇プロデューサー)さんからの、こんなご意見です―――。

民間企業が運営するのには不安があります。かといって、今のホールの適当なやり方も不満です。

いっそのこと、大学とか学校が運営するのはどうですか?それで、その地域ごとに芸術の学校を開くとか。新国立劇場でやっているようなことを、それぞれの地域でもやってしまうのです。

もっと多くの人に開かれたものにするなら、昼間は学校として活用して、夜や土日はカルチャースクールみたいに一般に開放してワークショップとかを定期的に行なったりっていうのもいいですよね。

最近は市民ディレクターの劇場のうわさをあまり聞かないけど、市とかの行政がそういう人たちをうまく育てていくのも必要ですよね。

ふーむ。ホールが芸術家の教育の場になれば、機材も設備も整った状態ですから、即実践につながって、とっても素晴らしい環境が生まれそうです。

問題は、教えられる人材がどれだけいるか…?というところでしょうか。
でもでも、実現すると、とっても面白そうですよね!

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そして、次に、「劇場の方針をはっきりと提示できるなら、どんな団体が参入しても大歓迎」という、柊かおる(職業劇団勤務)さんからのこんなご意見も―――。

いわゆる親子劇場の存在も期待したいところです。
近年はNPO法人格を取得しているところも多いので、新たに劇場管理者になった団体に、初期の段階で「信頼とノウハウ」を印象付けられれば、地域と建物とソフトを一体化する流れを作ることが出来ると思います。但し、子育てサークルの延長線的な意識でやるのではなく、法人の新規事業だと明確に意識しなくてはいけません。

いずれの団体が管理するにしてもソフト面でどう展開して行くのか。地域の教育普及的な劇場から、劇場自体をブランド化する(例えるなら四季劇場のように)ことまで色々なことが考えられます。

法的整備としては、地域文化の発展向上を目的とした事業の実施を義務付けるか、事業の規模、段階に応じた助成を積極的に行うことが不可欠です。

その中で前回のテーマと関わるのですが、学校鑑賞に関する企画にも積極的に助成をする。現在でも文化庁で似たような助成事業を行っていますが、これをもう少しだけ発展させれば、可能性が広がるはずです。

確かに、劇場を運営する上で、劇場の方針を明確化させることが一番大切ですよね。体育館でもなく、遊戯施設でもなく、何故“劇場”なのか。その意味と目的が明確でないと、劇場そのものの存在がなくなってしまいます。民間企業が管理するにせよ、運営方針をしっかりと見極めて選別し、その後の管理状況をしっかりと監督して欲しいですね。

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今回も、たくさんのご意見をいただき、ありがとうございました!
今後の劇場運営に関して、期待あり、不安あり、様々な思惑あり、本当に難しい問題だと思います。

ただ、変わることを恐れるのではなく、新しい環境を作り出すために、しっかりと状況に目を配りながら、今後の行く末を見守ってゆきたいですね。

さて、第9回目の募集テーマはこちら……

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  ワークショップ選びのコツは?
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最近はたくさんの劇場や劇団がワークショップを開催して、多くの人々が参加しています。オーディションを兼ねたものや、プロ俳優を育成するもの、一般市民に演劇の楽しさに触れてもらおうというものなど、その内容はさまざまです。

でも、数が多くなれば、選ぶのが難しくなるのも事実。そこで、「ワークショップを選ぶ時には、こういうところに注意すべし!」という、皆さん独自の探し方についてのご意見をお聞かせください!

ご意見はこちらまで――――――――
   goiken@drama-edu.net
    ・ 締切は4月6日(水)です。
    ・ 特定の個人・団体を誹謗・中傷するご意見は掲載不可です。
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メールフォームに「ご意見」とお書きの上、本文中にハンドルネームと年齢、ご職業をお忘れなく。本名やメールアドレスなどは一切公表いたしませんが、もし、公表を希望される方がいらっしゃいましたら、そのむねお書き添えください。

どしどし、ご意見をお送りくださいね。お待ちしてます!

※こちらのテーマは締め切りました。
 たくさんのご意見、ありがとうございました。
 ご意見、ご感想などがあれば、メールフォームよりどしどしお寄せ下さい!
 お待ちしております!


(文・O)2005/3/14