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今月のテーマ
    求む!演劇界を盛り上げるこんなチケット販売システム!


「演劇タイムズ」はそれぞれのメルマガスタンドから、演劇ファン、劇団関係者、フリーの俳優、プロデューサー、公共ホールの事業担当者、演劇鑑賞団体の方々など、800名以上の方々にご愛読いただいております。

皆さんと一緒に、一つのテーマについて、それぞれの立場から自由なご意見をいただくこのコーナー。今回のテーマは「求む!演劇界を盛り上げるこんなチケット販売システム!」です。
さてさて、どんなご意見が届いているのでしょうか?

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劇団の手売りチケットからプレイ・ガイドの登場、ぴあによって始まったチケット販売のIT化、さらには、今日のオンラインチケット……。時代のニーズにあわせて、チケットの販売方法は変わってきました。最近では、デジタルマネーやモバイル端末のチケットシステム開発も進められているとか。いったい、今後どんなチケット販売システムが登場すれば、演劇などの普及に効果があるのでしょうか?

まずは、海外で実際に見た面白いチケットシステムを教えてくれた、arahooさん(演劇鑑賞団体職員)からのご意見――――。

ソウルの街頭にテレビのモニターが設置してあり、市内の様々な劇場で上演されている芝居が5、6本くらい映像で紹介されていました。私が見たそのモニターは繁華街(大学路)の劇場入り口にありましたが、そちらで上演されている作品に限らず、紹介しているようでした。

誰がそうしているのか全く判りませんでしたが、チケット販促につながる露出方法かなと思いました。

arahooさんは、写真も添付して送ってくださいました。
それほど大きな画面ではないのですが、賑やかな街頭にあるテレビモニターは、道行く人の目に留まりやすいようで、多くの人が立ち止まって画面を見詰めている様子がよく分かります。

街中にある劇場でも、チラシやポスターだけだと、実際にどんな人がどんな作品をやっているのか、なかなかわかりづらいことが多いですね。映画ならば予告編があったり、あらすじが書かれていたりして、どんな作品なのかがイメージしやすいけど、演劇の場合は出たとこ勝負でハズれることもしばしば……。
このように、街頭モニターなどでサンプルやダイジェストを見せることでチケット販売につなげてゆくというのはいいアイデアかもしれません。

最近では、ブロードバンドでプロモーション映像などを配信するケースも増えています。こういうふうに、「どんなことをやっているのか?」を積極的に伝えてゆくことは、チケット販売の基礎ともいえる努力ですね。

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次に、匿名希望さんからの、こんなご意見も――――。

一つの劇場、またはいくつかの劇場で年間自由席券を「○○回まで前売り料金で観られる券」というのを作ってはどうでしょうか。

劇団や演目など、いろいろなものをチョイスして前売り料金で観られるという利点があります。

もちろん、売る方は料金を先に受け取れるのですが演目に魅力がないと次年度からのお客が減りますね。

なるほど。プロ野球などのシーズンシートのような感覚ですね。鑑賞団体での会員制や、劇団やホールでのファンクラブ的な優待会員システムというのは確かに多く存在しますが、言われてみると、劇場単位でこのようなシステムを導入しているところは耳にしませんね。

これは購入側のリスクが大きいけれど、劇場に対する信頼感と、値段的なお得感さえあれば、とても有意義なシステムだと思います。ただし、日本の場合、それだけの信頼感が持てる劇場というのが多くないのが残念!

劇場側の“企画力”や観客の“観る力”をやしなうためにも、どこか導入してみてほしいけどなぁ。どうでしょう?

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続いて、さざんかさん(演劇プロデューサー)からのこんなご意見です――――。

こういう時代で、インターネットによるチケット販売チャンネルがない劇団やホールは致命的だと思います。私が知っている公共ホールの中には、いまだに劇場の窓口でしか買えないというところもかなりあります。これでは売れるものも売れないのでは?というより、本当に売る気があるのかな?という感じです。

最近はイープラスなどで半額チケットなどの情報が告知されるようになりましたが、これもやっぱりインターネットだから出来ることですよね。これまで主流だったDMなども、個人情報保護法で扱いづらくなっているだけに、まずは、全ての劇場や劇団がインターネットによるチケット販売のしくみを全国レベルで考えてゆく時代になってきているのではないでしょうか?(いつまでも折込みチラシとかの時代ではないと思います!)

新しいアイデアがなくて恐縮ですが・・・。

オンラインチケットシステムは今の主流になりつつありますが、公共ホールでの公演や、地方の小劇場、会員制の公演情報など、なかなか一般には公開されていないものもたくさんあります。もちろん、オンラインのチケット販売会社に委託すると、委託料が発生して元がとれなくなることもありますが、せめて、それぞれの劇団や劇場ではオンラインに対するシステム作りは最低限行なうべきことでしょう。

でも、他の業界に比べると、演劇業界の進化のスピードって、明らかに遅いですよね。やっぱり、「どうやったら買ってもらえるか?」という工夫と努力が足りないのかも??

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すぐには実施することが出来なくても、やってみる価値のあるご意見がたくさんありました。夢は膨らむばかりですよね。

実は今回、いくつかのご意見の中で、「いったい劇場などはどう考えているの?」という逆質問を頂きました。

そこで!次回は特別編として、東京を代表するホールに、現在のチケットシステムと今後の展望について取材させていただいて、もう少し深く探ってみたいと思います。どうぞお楽しみに!



(文・O)2005/5/9