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携帯電話 part2 〜教育に活かせるか?モバイル最前線〜
今や、学生の9割が持っているという携帯電話。だが、授業中にベルが鳴ったり、先生の目を盗んでメールをしたりという利用マナーの低下が問題視され、携帯電話の持ち込みを禁止する学校も少なくない。 その一方、「せっかく学生が携帯電話を持っているなら、積極的に授業で活用しよう」という動きがある。 ●教育現場での携帯電話の活用法 禁止するのではなく、情報通信の主役である携帯電話を授業にどう活用するか。今、教育現場では、携帯電話を授業に取り入れるためさまざまな試みが実践されている。 釧路市の釧路工業高校では、電気科3年生にむけて、カメラ付き携帯テレビ電話(FOMA)とブロードバンドで結ばれたパソコンを使った実験授業を、全国で初めて行なった。 NTT厚木研究開発センターの様子を携帯テレビ電話で撮影し、その映像を高校の黒板に設けたスクリーンに映し出す。生徒たちは、開発センター内の映像に食い入るように見入っていたという。 ●“ケータイ”のコミュニケーションの可能性とは? その他、携帯テレビ電話を活用した家庭訪問の例も報告されている。仕事の都合などでほとんど会うことの出来なかった父親とも画面を通じて話ができたり、進路指導に関して家族全員と話し合えたりと、大きな収穫があるという。 総合的な学習の時間で行なわれる校外活動では、地域住民と生徒が携帯電話を使って連絡をとったり、グループをまとめる際の窓口として個々の携帯メールを活用するなど、社交的かつ自立的な行動を支えている。 それ以外にも、授業や掃除をさぼった生徒を呼び出したり、学校行事の連絡を携帯メールを使って送信したり、悩み事の相談を受け付けたりと、学校や教師と生徒との意思疎通にも活用されている。 まさしく、“ケータイだからできるコミュニケーション”が、生徒間はもちろん、生徒と教師、生徒と家族のコミュニケーションを支えているのだ―――。 ●終わりに 「演劇人&教育人のためのマメ知識」では、現代という時代の流れの中から、演劇や教育に活用できるさまざまな知識やエピソードをご紹介してきた。 NHK教育番組の中に取り入れられている演劇的な手法から演劇人が学べるものや、著作権から見る文化芸術への理解、ブロードバンドや携帯電話などを活用したチケットサービスなど、新しいカタチの数々…。 演劇や教育は、本来、「今をどうやって生きてゆくか」「今をどのように映し出してゆくか」ということを、子どもをはじめ、すべての人々に語りかけてゆく大切な仕事である。 両方とも、時代の流れの中でいろいろな影響を受けて変化を続けてきたものの、従来の形から変化・前進する力が、今ひとつ弱い分野であることも事実である。 だからこそ、「今」というものに目を向け、アンテナを張り巡らせ、他のジャンルの色々な動きを知る必要があるのではないだろうか。その中から得られる情報には、必ずや新しい可能性が潜んでいるはずだ。 是非、これからもいろいろな分野に目を向けて頂きたい。きっと自分自身の活動に役立つ「マメ知識」に出会えることだろう。 |
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(文・O)2003/9/8
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