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内面に向き合うことから演技は始まる 〜Studio Life〜
日本で活動している劇団は数限りなくあります。しかし、そのほとんどが一般に知られていないのが現状です。日本の演劇業界が、他のエンタテイメント業界、アート業界に比べ、マイナーであり続けているのには、必ず、明確な問題があるはず―――。 このコラムでは、現在活躍している劇団に取材し、劇団の現状やそれぞれが抱えている問題点、演劇全体が広く社会に認識されるにはどうしたらいいのかなどのテーマを共に考え、演劇の魅力をより多くの方々へ知っていただくための方法を考察してゆきます。 第28回目の今回は、「Studio Life」です。 ●Studio Life (スタジオライフ) 1985年結成。女性メンバーは、脚本・演出を担当する倉田淳(くらた・じゅん)のみで、俳優は全て男性で構成されている異色の劇団。 1996年の「トーマの心臓」(原作:萩尾望都)の初舞台化の成功をきっかけに、「ヴェニスに死す」(原作:トーマス・マン)、「死の泉」(原作:皆川博子)などの文芸耽美作品を次々と舞台化する。 ●主宰の河内さんにインタビュー ストレートな芝居で、俳優が全て男性と言うのは、他に類を見ないのではないでしょうか。女性役も男性が演じ、しかも美男ぞろいとなると、観客の99パーセントが女性というのもうなずけますが、どうやらその人気の秘密は、それだけではないようです。 男性俳優だけで演じることのこだわりや、そこから見えてくるStudio Lifeの演技へのこだわりについて、主宰の河内喜一朗(かわうち・きいちろう)さんに伺いました。 Q・男性だけの劇団を始めたきっかけは何ですか?
Q・男性だけで演じる苦労っていうのはありますか?
Q・すると、女性が偶然いなくなったことが、大きな転機になったんでしょうか?
Q・日本人にあったものというと、どういうものですか?
1996年の大きな転機を経験して以来、たくさんのワークショップに参加してきたという河内さん。 「シャイな人の方が、内包するエネルギーが強いし、そういう人たちの内面をちゃんと出してあげることが出来れば、すごい才能にめぐり合えると思うんだよね。日本人は基本的にシャイだから、きちんとした教育制度が成り立てば、日本は才能の宝庫になる筈だよ」 と、力強く語ってくださいました。Studio Life自体も、実はシャイな役者さんが多いのだそうです。そんな彼らが、自分たちの内面としっかりと向き合い、心をコントロールする技術を磨き、物語に真っ直ぐに向き合えたことが、今の爆発的な人気へと繋がったのでしょう。 改めて、基礎の大切さを実感すると共に、日本の俳優教育制度の構築への思いが高まるインタビューでした。来年度からスタートする新国立劇場での俳優養成の行方を、しっかりと見てゆきたいですね。 Studio Lifeホームページ >> http://www.studio-life.com/index.html |
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(構成/文・O)2005/2/28
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