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〜全国の演劇ワークショップ体験リポート〜 |
伝統の香りに包まれて……。狂言ワークが、静かに熱い! 「こども狂言ワークショップ〜卒業編〜」 2003年3月7日(金) 横浜能楽堂 |
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ワークショップの間、子どもたちは、誰も無駄話をしません。自分たちの出番を舞台の傍らでじーっと待ち、 いざ舞台に上がれば、ひたむきに芝居に取り組む。そこには、奔放にはしゃぎまわる子どものイメージはな く、背筋を正し、頬を紅潮させて厳粛な雰囲気を楽しんでいる凛々しい姿があります。 その日、子どもたちが、東次郎さんと一緒に舞台で稽古をしたのは、それぞれの演目を一度だけ演じた のみ。途中を省くこともなければ、どこかを何度も繰り返すこともない。最初から最後までを、そのまま1度 だけ演じるだけです。でも、そんな緊張感が、子どもたちをさらに本気にさせ、稽古への集中力を高めさせ ているのかもしれません。
午後7時30分、1時間半のワークショップがついに終了。正座をして、みんなで床に手をつくと、これまで張り詰めていた緊張感が一気にほぐれてゆきます。凛々しかった子どもたちも、緊張感から解放されたのか、半ば興奮状態で話し始めました。 「ちょーちょーちょー、面白い!」 「東次郎先生かっこいい〜!」 「僕は人に笑われるのが好きだから、狂言が好き!」 狂言のセリフは、室町や江戸の古い言葉で、子どもたちにはわかりにくい部分もあります。でも、子どもたち は舞台で実際に身体を動かすことで、昔から伝わるものがたりの意味や面白さを、感覚的にとらえているよう です。
東次郎さんが伝えようとした言葉の意味は、稽古後に充実した表情を浮かべている子どもたちの姿を見るだけ でも明らかでした。 「将来は自分で考えた狂言をつくってみたい!」 ワークショップが終わっても、名残惜しそうに能舞台から離れない子どもたち……。 伝統文化の大きな力強さに包まれて、古くて新しい魅力的なワークショップが生まれました。
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2003/4/01
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