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〜全国の演劇ワークショップ体験リポート〜 |
「“ことばのないコミュニケ-ション”を遊ぼう!」 人形劇&身体表現ワークショップ/庄崎 隆志 (オフィス風の器代表) 2005年7月27日(水) 中央区公共施設 |
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14:00
仮面の創作時間は、静かな時間が流れていきます。一方の庄埼さんも、参加者の方々と一緒になって黙々と仮面創作に集中。紙を切る音や、ビリビリと破る音だけが会場に流れます。そんな空気の中で、1人1人の集中力が力強く伝わります。
参加者の方々が作っている仮面を、こっそり覗き見しました。すると、男性の仮面には髭を付けてみたり、女の子の仮面には髪の毛をカールさせてみたり。張っては眺め、さらに紙を重ねてみたり、短くしてみたり、それぞれがいろんなこだわりを盛り込みながらオリジナルの仮面を作り上げてゆきます。完成した仮面は、1つとして似たものがありません。それぞれがとってもユニークで、楽しい仮面ができました。思わずふきだしてしまいそうなコミカルな顔も! 「男の人は、必ず腕時計を作ってくださいね」 どうやら、この後の仮面劇に必要な小道具のようです。 「あと5分です」 そう言うと、庄崎さんはマジックボードに向かいました。 おとこのことおんなのこの出会い 待ち合わせ これが今日の仮面劇のタイトル。いよいよ出来上がった仮面を持って劇の発表です。 14:50
シンプルな構成ながらも、身体を自由に使うことで、男女の仮面が生身の人間を超えるほどの豊な表情を持ち始め、温かくも可笑しな作品になりました。 それにしても庄崎さんの表現力の素晴らしさには誰もがため息をもらすほど!簡単な面なのに、これほどまでにいきいきとした命の息吹を吹き込むことができるのですね。 それでは、即興でチャレンジです。男女のペアを組み替えながら、延べ6組が演じます。
そうそう、即興劇を演じるうちに、男も女も互いに優しくてついつい仲良くなり、犬が登場する前に2人が仲直りするストーリーになってしまったペアが数組ありました。 「いいですよ。ちゃんと二人の男女のコミュニケーションがしっかりできて、その上での結末だったので、全然ダメじゃないです」と、庄崎さん。 もとの構成よりも平和でほのぼのしたストーリー。観ているこちらも優しい気持ちになって……こういう予定外も面白いですよね。 15:40 全員の発表が終わり、参加者同士がお互いの見事な即興劇に拍手! すると、ここで庄崎さんが、「K君は見ていないので、午前中にやった“ロミオとジュリエット”をやります」と、一人だけ午後から参加した小学生のK君のために、午前中の大人向けワークショップで創作した作品を演じてくれることになりました。道具は、紙で作られたロミオとジュリエットの人形。紙ピストルと紙コップ。そして大きな一枚に貼り合わせた新聞紙。
何もない空間。音のない、静かな世界。 庄崎さんはここに、役の息遣い、感情、空気の色、温度などの舞台の世界を、どこまでも自由な身体と溢れるような感情をフルに使って表現します。この場に居合わせる誰もが、庄崎さんが繰り広げる世界に引き寄せられるようにして魅入ってしまいます。 「おわりです」 パチパチパチ!小さな舞台に拍手喝采。 本当にステキなパフォーマンス。そしてほんの5分残った時間を使って「サービスです」と、『チェロマイム〜海の世界』という手の表現を駆使したパフォーマンスを見せてくれました。何もない世界には、無限の表現の可能性があるということを、目の前で教えてくれる庄崎さん。その表現はとてもエキサイティングで、どんなことばよりも説得力を持って心に刻まれます。 “ことば”の少ない今回のワークショップには、無駄のない確かなコミュニケーションのもと、自由で豊かな表現力が作る楽しい世界を体感しながら、自分自身でも体験できるとっても素敵なワークショップでした!
※オフィス風の器 ホームページ http://www.geocities.jp/kaze_no_utuwa/ |
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2005/08
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