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変化する学校教育

小学校の教育科目といえば、誰しも知っている「国語・算数・理科・ 社会」。語呂のよさからドリフターズのコントにもなったほどだが、そろそろこの常 識が通用しなくなる時代がやってくる。

文部科学省が打ち出した今後の学校教育の方針は、従来の偏差値重視、詰め込み授業 から「ゆとり教育」へと方向転換。また、教科書の内容が3割カット。理科に至って は、4割カット。まさに「3割4割は当たり前」という状態だ。しかも、理科は、今 後、削除・選択の方向に動いていくといわれ、授業からなくなる可能性すらある。算 数も方針が大きく変わり、円周率は「3.14」ではなく、「3」だけでいいらし い。今まで、「2×3.14」とやっていたものが「2×3」でいいわけだから、と ても簡単になっている。

それら科目の時間を減らして、新たに設けられた科目、それが「総合学習」である。
「子ども自らが学び、考えることを育成する」を狙いとした科目だが、あまりにも広 義に渡り、教育現場も頭を抱えているのが現状だ。もちろん、今までこのような自由 度の高い授業は少なく、学校、教師の力量が試されることにもなる。

現在行われている内容としては、インターネットで市内の名所やおいしいお店を調べ たり、街のキャッチコピーを作ったりと、まだまだ暗中模索の状態。このままでは、 理科や算数の時間を減らしてまで作った総合教育も単なる「自由な時間」になりかね ない。

そんな総合教育の場で、解決の糸口として注目を集めているのが、「演劇」。では、 どのように総合教育の中に演劇が使われているのか?次回は、広島県東広島市立八本 松中学校・品川区立大間窪小学校で行われた演劇ワークショップの実例を踏まえて紹 介してゆこう。 。

2001/7/2