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地域に根ざした教育とは?京都教育大が公開講座(京都)

  学校完全週5日制の実施や、「総合的な学習の時間」の導入により、今、学校と地域社会との関係が改めて問われています。
そんな中、京都教育大学では「新学習指導要領講座−地域に根ざしたカリキュラム開発の進め方−」と題した公開講座を、9月7日・14日・28日の3日間の日程で行なう。
教員及び教育関係者を対象としたこの講座は、学校主体のカリキュラム開発の進め方や、地域の人々の学校経営への参加についてなど、理論と実践の両面から検討してゆく。
講座は3日間とも、午後1時30分より付属教育実践総合センターにて行なう。現在、講座の受講者を募集しており、定員は20人。募集の締め切りは8月13日まで。
興味のある教員の方は、一度講座を覘いてみてはいかがだろうか。
2002.07.31
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公開講座・概要
京都新聞



演劇がどこまで事実に迫れるのか?航空機事故の操縦室を再現(東京)

  来月、8月11日まで、東京都・下北沢のザ・スズナリにて、劇団燐光群とアムアーツの共同制作による舞台「CVR チャーリー・ビクター・ロミオ」が上演されている。
CVRとは飛行機事故の際、原因究明のため、事故現場からまっさきに回収されるブラック・ボックスのこと。この作品では実際に起きた6件の飛行機事故のコックピット・ボイス・レコーダーに残された記録を再現し、極限状態における、人間の心理をドキュメンタリーの手法で描いている。
初演は1999年、ニューヨークの劇団コレクティブ・アンコンシャスが、8カ月にわたるロングランを行なっている。そして、そのリアルな内容から、航空関係者からも高い評価を受け、パイロット訓練生のための教材として使われているとか。
虚構の舞台がどこまで事実を再現しうるのか。その実験的な試みが興味深い作品だ。
2002.07.30
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朝日コム
CVR チャーリー・ビクター・ロミオ



悪態ついてコミュニケーション?日本笑い学会がシンポジウム(大阪)

  「笑い」を人間生活の重要問題と位置づけ、研究を続けている「日本笑い学会」が、今月28日、大阪府吹田市の関西大学にて、「悪態」についてのユニークなシンポジウムを開いた。
シンポジウムでは、まず「建前社会の現代においては、悪態をつくことは相手との距離を縮め、コミュニケーションがはかりやすくなるのでは。」と問題提起。その上で、落語や狂言、万葉集など日本の古典芸能における「悪態」の数々を紹介し、悪態がコミュニケーションに与える効用ついて話し合われた。
「悪態」と聞くと、人によっては顔をしかめる方もいるかもしれない。しかし、きれい事ばかりでは人は打ち解け合えないのもまた、人間の哀しき事実。人間の“ありのままの表現”を目指す演劇教育も、時に品行さを取り払い、もっと「悪態」をつくことに寛容になる必要があるのかもしれない。それにしても、狂言や万葉集に悪態が使われているとは…。ちょっと驚きだ。
2002.07.29
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くまにちコム
日本笑い学会



「国立劇場おきなわ」が2004年1月18日に開場(沖縄)

  沖縄開発庁により、沖縄振興策の1つとして、平成8年度から建設準備を進めてきた、「国立劇場おきなわ」が、2004年1月18日に開場されることが、正式に決まった。
現在、浦添市小湾に建設が進められている同劇場は、地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート建築。約650席と200席の2つのホールを備え、沖縄で独自に発展してきた「組踊」を中心に、主に沖縄の伝統芸能の公演や研究調査が行われる。
沖縄独特の古典音楽舞踊劇であり、国の重要無形文化財でもある、組踊(くみおどり)は、残念ながら沖縄以外の地方では未だに馴染みが薄い。しかし、国立劇場の完成によりより広くその存在が認知されることとなるだろう。開場後は8週にわたりこけら落とし公演が行なわれる予定であり、今後の盛り上がりが期待できそうだ。
2002.07.27
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琉球新報
国立劇場おきなわ



山口情報芸術センター工事再開、見直しは結局?(山口)

  施設建設の見直し論議が巻き起こり、今年5月から建設工事が中断していた山口情報芸術センターが、24日よりいよいよ工事再開となった。
見直し論議を進めてきた市民委員会がまとめた「提言書」には、「メディアアート」に施設の比重を置いていた同施設を、「演劇、舞踊、芸術など、多様なジャンルを市民が主体的に学べる創作活動の場」となるよう、施設自体の目的を広げることが盛り込まれている。しかし、具体策については触れられておらず、全体的には不十分さを否めない内容となっている。
今回の論議が未消化に終わった原因として、市側の情報公開が不十分であったことが挙げられている。建設途中の公共施設の見直しという、全国でも類を見ない事例として注目を集めてきたが、結局は曖昧な形で終わってしまうのだろうか?この先の展開をもう少しだけ見守ってゆきたい。  
2002.07.25
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毎日新聞



NYの伝説の舞台が、いよいよ日本初上陸(富山)

  ニューヨーク、オフ・オフ・ブロードウェイの中心的存在である実験劇場「ラ・ママ」プロデュースによる舞台が、今月26日から28日まで、富山市のオーバード芸術劇場にて上演される。
今回上演されるのは、ラ・ママの代表作であるギリシヤ悲劇「トロイアの女」。74年に初演され、観客が役者とともに舞台に上がるという前衛的な取り組みや、パーカッションによる迫力ある音楽で、今も世界中の観客に衝撃を与え続けている作品。
「私の夢は、世界中の誰とでもコミュニケートすること。舞台がそれを実現するための共通言語になると信じている。」ラ・ママのプロデューサー、エレン・スチュワートさんはそう語っている。人々が集い、空間を共有することで生まれるコミュニケーション。そんな演劇の醍醐味が十二分に堪能できそうな舞台とあって、注目が集まりそうだ。
2002.07.24
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毎日新聞
(財)富山市民文化事業団



女性は感情に敏感?アメリカ心理学者チームのユニークな研究(ワシントン)

  今月22日、アメリカ・スタンフォード大学の心理学者チームが、脳機能の男女差についてのユニークな実験結果を、アメリカ科学アカデミー紀要に発表した。
彼らは、それぞれ12名の男性・女性グループに対し、死体、墓石、汚れた便所、など「感情を強く刺激する」写真と、風景や静物など「中立的な」写真を混合して見せ、3週間後にそれらの記憶力について調べた。すると、感情を強く刺激する写真に対して、女性は男性よりも15ポイントも上回る75%の正解率で、感情を伴う刺激に対して女性の方が敏感なことを立証した。
演じることとは、虚構の中に感情的な記憶を呼び覚まし表現すること。中学校や高校の演劇部といえば、どうしても女の子が多いイメージがあるが、それにはこんな脳構造の違いが少なからず影響しているのだろうか?
2002.07.23
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くまにちコム



朗読ミュージカルの決定版、博品館にて上演(東京)

  皆さんは、朗読ミュージカルなるものをご存知だろうか?
舞台上には1台のピアノと、台本を手にした出演者が1人。そこに朗読・演劇・音楽・音響・照明と舞台芸術のあらゆる要素が詰め込まれ、その詩情豊かなステージは一度観るとやみつきになる人が少なくないとか。
そんな朗読ミュージカルの草分けとも言える、童話作家・山崎陽子さんの「山崎陽子の世界IV」が、今月の22、23日、東京・銀座の博品館劇場にて上演される。この作品は平成13年度文化庁芸術祭で大賞を受賞しており、その大衆性あふれる新しい舞台が注目を集めている。
今までにないユニークな舞台にはきっと新たな感動と発見が待っていることだろう。皆さんも一度足を運んでみてはいかがだろうか?
2002.07.22
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スポーツニッポン
博品館劇場「山崎陽子の世界W」
岡田厚美さんのエッセーより



金銭感覚を磨こう!広がる体験型経済プログラム(千葉)

  商品企画から材料の仕入れ、製造、価格設定から、実際の販売までを子どもたち自身で行なう。そんな模擬起業体験プログラムが今、注目を集めている。
千葉県富津市のマザー牧場の中にある、起業家体験教育施設「eTOWN」。ここでは子どもたちがそれぞれ100円単位で会社を“設立”し、牧場に訪れるお客さんを相手に実際に経営・販売を行なうことができる。
規制緩和が進み、経済環境が多様性を帯びてきている今、知識偏重の学習よりも、現実に即した体験学習こそが効果的ということなのだろう。
演劇教育もまた体験を重視する学習であるが、知識偏重型の教育の中で、こうした体験型の教育が増えるようになれば、演劇教育自体の認識向上にも繋がってゆくことだろう。
2002.07.19
関連情報

教育新世紀
起業家教育体験施設「eTOWN」



出演者総勢500人!五稜郭を使っての野外劇が今年も上演(北海道)

  今月19日から、函館の五稜郭にて野外劇「五稜星よ永遠に」が上演される。
1988年より始まったこの野外劇は、脚本、演出から舞台づくり、出演まで全て市民のボランティアによって行なわれる。五稜郭の広い地形をそのまま生かした広大な舞台に、実際の馬や舟を使って子どもからお年寄りまで総勢500人が出演する大スペクタクルだ。場面によっては旅行者も飛び入りで参加することもでき、毎年夏の一大イベントとして賑わいを見せている。
そのスケールの大きさと、国の特別史跡を使ってしまう大胆さ。これほどの規模の野外劇は日本ではまずここ以外では見ることはできないだろう。
公演は8月11日まで、週末を利用する形で10ステージが行なわれる。もし期間中に旅行に訪れる方は、一度足を運んでみてはいかがだろうか?
2002.07.18
関連情報

第15回市民創作「函館野外劇」
北海道函館市・函館野外劇のホームページ



知らない人とのメール、中学生の30%が「危なくない」(東京)

  携帯電話を持つ中学生の30%が、知らない人とのメールのやりとりにあまり危険を感じていない。こんな調査結果を、民間機関のベネッセ教育研究所が発表した。
調査は、昨年末、東京都内の中学生2000人を対象に行ったもので、携帯電話の所有率は全体の38%。そして、その中の90%の中学生が「友達とのメール」を携帯電話の使い道としてあげている。
メールに端を発した事件が相次いでいることもあり、今回の結果を受けて教育機関では危機感を強めているようだ。しかし、ここで改めて思うことは、やはりコミュニケーションそのものの変容である。人は言葉ではなく、醸し出す相手の雰囲気や風貌によって、その人柄や個性を嗅ぎ取る力があるものだが、バーチャルな通信機器に依存した日常の中では、そうした直感的な嗅覚も衰えていく一方であろう。そして、そんな時代だからこそ、人と人とがダイレクトにぶつかり合う演劇という娯楽に、大きな意義とニーズがあるのではないだろうか。
2002.07.17
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教育新世紀



抗日をテーマにした韓国演劇作品、来月上演(大阪)

  来月の8月3・4日、大阪府中央区のドーンセンターにて、韓国の社会派劇団「独立劇場」による演劇「隣の国の女性精神 チマ」が上演される。
この作品は、日本からの独立のために活動した韓国の女性運動家の生涯を描いたもので、抗日運動をテーマにした作品。駐大阪韓国総領事館では「このような作品を日本国内で上演できることはとても画期的な試み。W杯サッカーで深まった韓日の友好関係をさらに深めるため、ぜひ公演を成功させたい。」と意欲を見せている。
W杯で友好ムードが高まったとは言え、今回のような作品はやはり公共の電波など、他のメディアではなかなか実現しにくかったものだろう。しかし、こうしたタブーをも跳ね除けられる自由さこそが、演劇メディアの大きな強みと言えるのではないだろうか。
2002.07.16
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毎日新聞



ストーリーがわかるのは6歳から?(東京都精神医学総合研究所)

  「物語の展開を予測し、ストーリーを楽しめるようになるのは6歳になってから。」
東京都精神医学総合研究所ではこの程、そんな興味深い研究結果をまとめた。
同研究所では、4〜6歳の男女幼児16人にアニメを見せ、脳の働きを解析したところ、6歳児では物語の展開に応じて、注意や認知にかかわる大脳の前部(外側前頭前野)の活性が高まったのだが、4〜5歳児では反応がなかったという。
最近、0歳児からの演劇鑑賞が注目されているが、今回の研究結果はそうした動きにより明確な方向性を与えるのではないだろうか。
2002.07.15
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読売新聞
東京都精神医学総合研究所



子どもたちを外遊び、スポーツへと誘導する策とは?(文部科学省)

  最近の子どもは、親世代より体格は大きいが、体力や運動能力は低下していると言われている。そこで中央教育審議会の分科会では、子どもたちに外遊びやスポーツに興味を持ってもらおうと、様々な誘導策を検討している。
今月初旬にまとめられた中間報告書では、学校の校庭に芝を植えて地域に開放したり、子どもが競技を無料で観戦できる日を設ける、また、ひとつの部で複数の種目を行なうことができる「総合運動部」を作るなど、様々な策を打ち出している。
運動能力や体力の低下は、子どもたちが体を目一杯動かして遊ぶ機会が少なくなったからに他ならない。そんな中、演劇教育の「シアターゲーム」なども、何よりも遊びながら体を思い切り動かすことのできるエクササイズとして、特にスポーツを苦手とする子どもたちには充分に効果的だろう。スポーツに限らず、他の分野からの検討も必要なのではないだろうか。
2002.07.13
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朝日コム



子どもの叱り方教えます?教員が現場の知恵を地域に還元(宮城)

  宮城県の大郷町教育委員会では、しかり方など子どもへの接し方に戸惑う大人が増える中、現場で培ったノウハウを、地域の大人たちに伝えていこうと「生涯学習メントルアドバイザー」制度を創設した。
アドバイザーを委嘱されたのは町立小中学校の教師や、教頭、校長などの計7人。彼らは皆、ボランティアでこの業務にあたる。地域の人材を学校教育に活用する事例は多く見られるが、学校の人材を地域の悩み解消のため活用する試みは県内でも初めてだという。
最近は子どもが悪いことをしても注意できなかたっり、見て見ぬふりをしたりする大人が増え、子どもの非行を助長するなど健全育成に影を落とす恐れが指摘されている。
そんな中、子どもと接するプロフェッショナルとも言える現場の教員たちが、社会教育の立場からどんな助言・提案をしてゆくのか。興味の集まるところだ。
2002.07.11
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河北新報



自己表現とPRが苦手?“名古屋人気質”を探るユニークなレポート(愛知)

  人気芸能人輩出の少なさが、情報発信力の弱い名古屋地区の特徴を証明している…。
岐阜県のシンクタンク、共立総合研究所が今月はじめ、ユニークな調査レポートを発表した。
レポートによれば、愛知県出身の芸能人は、岡村孝子さん、竹下景子さんら8人。人口100万人当たりの人気芸能人数で見ると1.3人となり、全国で30位、平均を下回るという。
「自分を表に出さず、目立たないのが美徳」とする“名古屋人気質”が、芸能界ではマイナスに働いているのではと分析し、個性を重視した教育で自己表現=情報発信力を高めることが大事だと指摘している。
自己表現とPRが苦手。果たしてこれが“名古屋人気質”をずばり言い当てたものなのだろうか?名古屋と言えば、「演劇を観る人よりもやる人の方が多い」と言われるほど、実は演劇が盛んなお国柄。演劇とはまさに自己表現の最たるもの。そんな演劇が名古屋で栄えるこの矛盾。本来の気質からの反動なのだろうか?気になるところだ。
2002.07.10
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中日新聞



あの陰陽師を主人公に「しゃべり言葉」の文楽上演(大阪)

  今月の6、7日、人気の“陰陽師”安倍晴明を主人公にした新作文楽「恋の陰陽師 安倍晴明ものがたり」が、大阪市北区の市役所玄関ホールにて上演された。
今回の公演は、市が主催する「シティホールフェスティバル」の一環として、入場料無料で行なわれたもので、一般にも親しみやすいように口語で語られているのが特徴。文楽協会によれば、口語で書き下ろした文楽の公演は今までで初めてだという。
日本には洗練された技術と感性を備えた素晴らしい伝統芸能がいくつもある。しかし、古典独特の格式の高さは、時として取っつきにくさを伴い、敬遠される要因ともなってきた。そうした中で今回のような大衆向けの試みは、伝統芸能に親しみを持つよいきっかけとなるだろう。
親しみやすさとわかりやすさ。この2つが今、文化芸術にもっとも必要とされていることではないだろうか。
2002.07.09
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くまにちコム



学校週5日制で、先生たちは夏休みも休めない?(京都)

  京都市教育委員会では、教職員に対し夏休みも学校に出勤するよう指導している。
これは、これまで各学期の土曜出勤分の休みを夏休みにまとめて取っていたのが、完全学校週五日制の導入により、その休みがなくなったため。これにより、10日前後だった夏休みの勤務日が、一気に30日近くにまで増えるという。
「先生は休んでばかりだと思われないように」教育委員会ではそのように語っている。今回の背景には、ここ最近相次ぐ教職員の不祥事などの影響もあるのかもしれない。しかし、一方では多くの先生たちが、時間に追われ、ストレスを抱えながら、日々業務にあたっているのもまた深刻な事実。さらに「ゆとり」のなくなった先生たちが、果たして子どもたちに「ゆとりの教育」を与えられるのか。疑問の残るところだ。
2002.07.08
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京都新聞



精神疾患で55人休職、大分県の公立職員(大分)

  今月3日、大分県教育委員長の石川公一氏が、昨年度に精神疾患で休職した公立学校の教員が55人いたことを明らかにした。これは大分県の全教員の約200人に1人に当たる数字で、心の病を抱える教員は年々増えているという。
大分県教育委員会では、これまで医師や専門家、教育関係者らでつくる検討委員会が審議を行なってきた。そして「ストレス増加が一因になっているのでは。」「教員たちは忙しくて人に相談する時間がない。」「休職者は心の病を抱える教員の氷山の一角。」など、教員たちを取り巻く厳しい現状が浮き彫りとなってきた。
演劇ワークショップを含む表現教育の実践を、子どもたち以上に教員達に求める声は意外に多い。それはこのような教員達の危機的な心の状況とも決して無縁ではないだろう。
検討委員会では、今後さらに調査を行ない、組織立った対処方法を検討してゆく方針だが、どんな具体的な対応策が応じられるのか。とても気になるところだ。
2002.07.05
関連情報

毎日新聞



播州歌舞伎が“最後の大舞台”(兵庫)

  播州歌舞伎の伝統を守る「嵐獅山一座」が、今年の夏、結成70周年を記念して“最後の大舞台” と銘打ち、公演を行なう。
播州歌舞伎とは、17世紀末に起こった農村歌舞伎のこと。東京や大阪の大歌舞伎にはない大げさな動きとアドリブが特徴で、戦前は座が乱立するほどの盛況ぶりだったが、農村の近代化などにより衰退。現在ではこの嵐獅山一座が唯一の一座となっている。
しかし、当の嵐獅山一座も座員が高齢なことから、今では小学校などでの継承活動がメインとなっており、公演活動からはしばらく遠ざかっていた。
今回の公演を企画した「播州歌舞伎ファンクラブ」の会長、吉田孝司さんも「一座の本物の舞台はまだ見たことがない」と語っており、ベールに包まれた播州歌舞伎が一体どんな姿で舞台に現れるのか、注目が集まりそうだ。
2002.07.04
関連情報

神戸新聞
播州歌舞伎について



平均年齢70歳弱!住民劇団がNPOを時代劇で紹介(宮城)

  宮城県柴田町の住民劇団「鶴亀」が、県内の地域づくり活動を行なっている民間非営利団体(NPO)を時代劇仕立てで紹介する、ユニークな「NPO劇」を8月に上演する。
住民劇団「鶴亀」は、難しく考えがちな福祉問題を楽しく分かり易く演劇で表現してみてはと、演劇に興味を持つ地域の“芸達者たち”が集まり、1991年に発足した。約20人のメンバーの平均年齢はなんと70歳弱!県内外からの公演依頼も多く、一般家庭への出前公演も行なうなど、精力的に活動を行なっている。
演劇活動を行なう若者は、全国に多い。しかし、演じること表現することに本来、年齢制限などない。団員は40歳代から86歳までと、幅広い年齢層が活動する「鶴亀」。これからの高齢化社会に向け、幅広い世代による演劇活動がもっと活発になってゆくことを期待したい。
2002.07.03
関連情報

河北新報
福祉劇団・鶴亀



全盲男性が、盲導犬と「オペラ座の怪人」を鑑賞(京都)

  「役者の息遣いや衣ずれの音、化粧のにおいなど、視覚以外のすべての感覚で味わえた。」先月27日、福井県三国町の全盲のはりマッサージ師、源喜代志さんが盲導犬のナナを連れ、京都市下京区の京都劇場で、ミュージカル「オペラ座の怪人」を観劇した。
「閉じこもりがちな視覚障害者が、盲導犬と一緒に芸術を鑑賞できる機会が増えれば」
観劇後の源さんはそう語っている。同劇場での盲導犬受け入れは、今年1月のこけら落とし以来初めて。劇場側は、今後も盲導犬同伴者の来場を歓迎しており、事前に問い合わせをもらえれば対応すると話している。
音、におい、臨場感。演劇の面白さはその場を共有する面白さでもある。演劇は障害や世代を超えて、多くの人々が一緒になって楽しめる普遍性を持った娯楽である。そこに目を向けた時、演劇というメディアの未来も自ずと見えてくるのではないだろうか。
2002.07.02
関連情報

京都新聞



仙台の3つの子ども劇場が合併(宮城)

  7月下旬、仙台市内で活動する「せんだい中央」「仙台青葉の杜(もり)」「泉」の3つの子ども劇場が合併する。
宮城県内には現在11の子ども劇場があり、仙台市内には6つの劇場が活動を行なっている。
子ども劇場は、演劇や音楽などの舞台鑑賞を通じて、子どもの豊かな成長をはぐくもうと1960年代に始まり、全国各地に普及してきた。しかし、90年代に入り、少子化の影響から会員数の減少が続いており、また活動自体も多様化してきたことから、3つの劇場では数年前から合併について話合いが行なわれていた。
演劇教育が、舞台上演に向けての指導から、表現全般を網羅する表現教育へと多様化していったのと同様に、子ども劇場が、芸術鑑賞だけでなくキャンプや勉強会を行なうなど、活動自体を多様化させてゆくことは、まさに時代の流れなのかもしれない。しかし、一般的な演劇への興味関心は恐ろしい程に薄れている今、子どもの頃から演劇に親しむ環境を提供できる子ども劇場の存在は、とても大きいと言える。
今回合併される3つの劇場を含め、全国の子ども劇場が今後どのような形で活動を展開してゆくのか。これからの日本の演劇文化を考える上でも、とても大きな問題点となるだろう。
2002.07.01
関連情報

河北新報


 
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